親知らず

これは怖い…親知らずが及ぼす悪影響

 

これは怖い…親知らずが及ぼす悪影響

 

「親知らず」は主に思春期頃から一番奥に生えてくる歯のことです。正式には第三大臼歯といいます。親知らずは上下左右に最大4本生える可能性があります。

ただし、一番奥に生えてくることと、生え方がまっすぐ生えることが少ないため、虫歯や歯周病になりやすい歯のひとつです。また、中には生まれつき生えてこない人もいます。

 

「親知らず」の概要とメカニズム

親知らずは、18歳~20歳前後で生えることが多く、別名「18歳臼歯」と呼ばれたりもします。生える時期は思春期頃からですが、時期も生え方も人それぞれ異なります。それには現代人への顎の骨の変化が関連しています。現代人、特に日本人の顎の骨は、だんだん小さく、細くなってきていると言われています。

本来、他の歯と同じ向きに生えてくるべきなのでしょうが、顎の骨に余剰部分がないと斜めに生えたり、ひどいのになると真横を向いて埋まったまま横の歯を押すこともあります。中には顎の骨が細くなることに順応し、3割くらいの人は親知らずが存在しないといわれています。

 

親知らずが起こすトラブルとは?

親知らずは、きれいに並んで生えることが少ないため、さまざまなトラブルを起こしやすい歯。放っておくと大変な事態を招くこともあります。どんなトラブルがあるのでしょうか?

 

虫歯

親知らずは生えるスペースが不足しまっすぐに生え揃うことが少なく、隣接する歯との接触面が複雑であるケースが多いです。斜めに生えて、手前の歯に倒れ掛かってしまったり、真横に向いて出てきてしまったりします。

一番奥であることで、歯みがきが十分に行えず、汚れが蓄積しやすいので、隠れた虫歯が気づいたら大きく進行しているということもあります。

 

歯周病

虫歯と同じく歯磨きがしにくく汚れが蓄積することで、周囲の歯肉が炎症します。他の場所と違い、なかなか歯みがきがうまくいかないので治りにくいです。

 

トラブルを放置しておくとどうなる?

これらを放置しておくと、虫歯や歯周病の症状が進むだけでは済まないこともあります。お口の環境が悪いと細菌感染を引き起こし、顎の下、さらには喉の方まで炎症が広がることもあります。感染が首を伝わり旨周辺まで広がる可能性もあります。心臓周辺に広がった場合、一刻を争う事態にもなりかねません。

たかが親知らずだと思っていると恐ろしいことになるかもしれません!このような事態にならないためにはどうしたらよいのでしょうか?

 

親知らずとどう付き合う?!

親知らずとどう付き合っていくかは、自身の親知らずの状況によって変わってきます。痛みが出てから治療するのではなく、今自分がどの状況なのか知っておくとケアできるのです。生える前であれば、歯科医院でのレントゲン撮影で見ることができます。

 

まっすぐ生えてくるタイプ

まっすぐ生えてくるタイプ

普通の奥歯と同じように生えてくるタイプ。手前の歯との境目に汚れが付きやすいですが、比較的歯みがきしやすいです。虫歯などにならないのであれば、抜歯する必要はありません

 

斜めに生えてくるタイプ

斜めに生えてくるタイプ

奥の歯を支える骨に収まるスペースが足りず、歯の軸が斜めに生えてきます。歯の頭の一部が見え、手前の歯に傾斜しぶつかってしまいます。手前の歯との接点に汚れが溜まりやすく、隠れ虫歯が進行しやすくなります。

 

埋没しているタイプ

埋没しているタイプ

親知らずが埋没し、真横を向いて手前の歯の根っこ辺りを押してしまう場合もあります。完全に埋没し、隣の歯も押さずにとどまっている場合は様子をみます。頭の部分と手前の歯の奥側との接点の歯ぐきから侵入経路があれば歯ぐきが炎症を起こすこともあります。

また、内部で手前の歯の根っこを押すようであれば痛みを生じたり、手前の歯並びが悪くなることもあります。

 

抜歯したほうが良い親知らずのケース

斜めに生えている親知らずは、以降まっすぐになることはありません。虫歯を治療できたとしても繰り返す可能性は高く、手前の歯も虫歯になってしまいます。また、すでに虫歯が神経に達している場合や、親知らずが原因でお口が開きにくい場合など。弊害が今後も続く場合には、早めに抜歯をすることになります。

 

まとめ

親知らずは気づいたらひどい状況になっていたということが多いです。そうならないためには定期的にレントゲン撮影での確認や歯みがき指導を受けることができる定期検診を受けることが大切です。

また、治療しても症状を繰り返す場合は、抜歯したほうがよいケースもあります。その場合には歯科医師より勧められたら後回しにせず、早めに処置を受けましょう。

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