親知らず

親知らず抜歯後の食事、普通に食べられるのは何時間後?

医療法人社団ハーツデンタルクリニック 院長(歯科医師、歯学博士)監修
監修者 歯科医師 永橋克史
ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前
監修者 歯学博士 高田耕司
日本歯科麻酔学会認定医、歯学博士。麻酔での無痛治療を得意としている。
ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前
監修者 歯学博士 加瀬武士
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前の院長。日本大学歯学部歯学科卒業。補綴学を専門分野としている。
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前

 

親知らず抜歯後の食事、普通に食べられるのは何時間後?

 

親知らずに限らず、抜歯後は歯を抜いた箇所に穴が開いた状態になるため、その穴に食べカスや細菌が入り込まないよう注意する必要があります。特に親知らずは奥歯(臼歯)の一番奥にあり、抜歯後の穴も大きいため、他の歯と比べて、抜歯後の穴に食べカスや細菌が入り込むリスクが高いといえます。

抜歯後の穴に食べカスが入らないようにするには、通常の食事ではなく、食べカスが入りにくいメニューにして、注意して食事が必要です。では、通常の食事が出来るのは抜歯後どれくらいなのでしょうか。ここでは、親知らず抜歯後、食事が出来るのは抜歯してからどれくらいの時間が必要か、食事以外の注意事項について説明します。

 

親知らずの抜歯後、普通の食事を摂っても安全な時間は何時間後ぐらいでしょうか?

 

親知らずの抜歯後、普通の食事を摂っても安全な時間は何時間後ぐらいでしょうか?

 

親知らずの抜歯後は基本的に止血が落ち着いてくる30分後くらいから、食事をしても傷口には問題はありません。しかし、麻酔が効いている間は、食事を控えた方がいいでしょう。

 

麻酔が効いている間は、食事を控えた方が良い

親知らず抜歯の麻酔効果は、切れるのに1~2時間かかるときがあります。麻酔が聞いた状態ですと、頬粘膜、口唇、舌などに感覚がないために、そのまま食事をすると、誤ってそういった柔らかい部分を咬んで傷つけてしまうことがあります。

また、歯科用麻酔では、熱い、冷たいなどの温度を感じる感覚も麻痺しますので、麻酔が効いている状態ですと、火傷もしやすくなります。以上のようなことから、抜歯後の食事は歯科麻酔が切れてから、とるようにしましょう。

 

痛み止めは麻酔が効いている間に服用

麻酔が切れた後、問題になるのが傷口の痛みです。当然麻酔が切れてくると、傷口も傷んできます。この痛みを強く感じ始めた時に、痛み止めを服用しても、痛みに対して体が敏感に反応するような状態になっているため、あまり効果がありません。

痛み止めは、痛みを感じる前に服用すると効果が出やすいので、抜歯後はすぐに痛み止めを服用して、先に傷みに備えておくことをお勧めします。

 

傷口が治るまでの食事

傷口が治るまでの、抜歯後10~14日間の食事の内容としては、カレーなどの辛い食べ物、刺激物は傷口を刺激するので、控えましょう。また、硬い食べ物も傷口を痛めるおそれがありますので、同じく控えるようにしましょう。

熱いスープなども、刺激が強いので、なるべく冷めた状態で摂取するようにして下さい。特に、抜歯当日~翌日は傷口が不安定ですので、熱くないおかゆやスープなどが理想的な食事だと言えるでしょう。

 

抜歯後の治癒過程

抜歯後に傷口の治っていく過程を簡単に述べますと、まず抜歯後にできた大きな穴に血液がたまります。次に、肉芽組織と呼ばれる組織が穴の中で再生されていきます。それに伴い穴の上のほうも血餅によって覆われます。大体ですが、抜歯後2~3週間くらいで穴は塞がってきます。

しかし穴の中の方では、骨の再生は続いており、抜歯による骨の再生と吸収のサイクルが落ち着くのは術後3~6ヶ月位と言われています。

 

横向き等の抜歯が難しい、抜歯に手術が必要だった場合、どのくらい後から食事をとっても大丈夫でしょうか?

親知らずの難抜歯の症例でも、大体において傷口は縫合して塞いでありますので、食事は普通抜歯と同様に麻酔が切れた後にとるようにして下さい。痛み止めも前述したように、麻酔が効いている間に服用しておくことをお勧めします。

 

親知らず抜歯後で、食事以外で気をつけないといかないことはなんでしょうか?

 

親知らず抜歯後で、食事以外で気をつけないといかないことはなんでしょうか?

 

食事以外で、親知らずの抜歯後に注意しなければいけない事を以下に説明します。

 

入浴

抜歯当日は熱いお風呂に入ると血流が良くなりすぎて、出血が再開しやすくなり、傷口が腫れやすくなります。抜歯当日から、数日間は湯船に浸かるのは控えて、シャワー程度にしましょう。

 

激しい運動

激しい運動もしばらく控えたほうがいいでしょう。理由は入浴と同じく、運動により血流が良くなり、痛みなどが生じるからです。また、抜歯した周囲に外部からでも何かが当たれば、傷口も開いてしまいかねません。水泳なども口腔内から多少の出血が続いていた際は、他の人に対しても衛生上好ましいものではありません。

 

飲酒

飲酒も、入浴、激しい運動と同様に、血流が良くなる効果があります。特に抜歯後数日の飲酒は避けて下さい。

 

喫煙

喫煙は、傷口に対して、異物が付着するリスクがあるため、好ましいものではありません。喫煙される患者様は喫煙しない患者様より血の巡りが悪いため、出血を起こす傾向は少なくなります。反面、血の巡り悪いこと傷の回復が遅れる、「ドライソケット」という、抜歯をした後の穴が塞がらない現象も起こりやすくなります。

 

ドライソケット

ドライソケットは、血の巡り以外でも、頻繁にうがいをする、傷口を何度も舌で触ることを繰り返す事でも起こりやすいです。これらは喫煙しない患者様でも起こりうる事なので、注意しましょう。

 

飛行機等の激しく気圧が変化する乗り物

飛行機等の激しく気圧が変化する乗り物は、痛みや腫れなどの症状を悪化されることがあるので、注意して下さい。

 

まとめ

基本的に、親知らず抜歯後、数日間はなるべくストレスがかからない状態で、できるだけ体を休めて安静にしておくことが理想でしょう。ちなみに、難抜歯で切開などをすると大体において縫合処置を施しますが、抜糸は傷が落ちついてくる10日~14日後くらいに行います。

傷口が治るまでの間は、歯ブラシは傷口が傷まない程度に力加減を調節、もしくは柔らかい歯ブラシを使うなどの工夫をして、出来るだけ傷口を痛めないよう注意して汚れをとるようにして下さい。

 

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