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インプラントは第二の永久歯とも呼ばれ、驚くほど多くのメリットが得られる治療法です。現状では、多くの歯科医院ができる治療ではありますが、先進的治療という面において、治療や管理レベルが歯科医院によって異なるのも事実です。
そのような中、多くの方がインプラント治療を経験させる時代になり、インプラント治療そのものの品質レベルや費用の大小、治療期間等に不安を感じている方が多いようです。ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前では、インプラント治療を受けられる患者様の精神的、肉体的負担を軽減しながら進めるこができるよう静脈内鎮静の専門医資格を取得している院長が、手術対応致します。このページでは、ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前でのインプラント治療について詳しく解説します。
第2の永久歯とも言われる最善で最先端の治療
歯科治療を受けるのであれば保険の範囲内でと決めている方もいらっしゃることでしょう。軽度から中等度の虫歯であれば、保険内でも満足のいく治療が受けられますが、歯を丸ごと1本失ったケースとなると、話は少し変わります。それは入れ歯やブリッジといった従来法とインプラントを比較することで明らかとなります。失った歯を歯根から回復できるインプラントは、見た目や噛み心地を天然歯に限りなく近い状態まで再現できるからです。インプラント治療のメリット、デメリットについて詳しく解説をします。
- 顎の骨に直接力を加えるので、顎の骨がやせない。
- 取り外しの必要がなく、違和感がない。
- 見た目が良い。
- 周囲の歯への影響が小さい。
- 天然歯に非常に近い力で噛める。
- 自然に近い状態で喋れる。
- 健康な顎の状態を維持できる。
ブリッジ(保険適用)
- 歯が金属のため、周囲の歯を痛めてしまう。
- 寿命は平均で8年と短い。
- ブリッジ固定のため、周囲の健康な歯を削る必要あり。
- 土台となっている歯の負荷が大きい。
入れ歯(保険適用)
- 異物感があり、喋るのに支障がでる。
- 歯がない部分の骨が段々とやせてくる。
- 食べづらく、硬い食べ物が噛めない。
- 入れ歯との間に異物が入りやすい。
入れ歯(自費)
- 人工歯の硬さが天然歯に近いため、周囲の歯への影響が小さい。
- 普段時、食物を噛んだ時の両方を考慮して型をとるため保険入れ歯よりも装着感が高い。
- 接合面に磁石を用い簡単に外れないようにしているため、保険入れ歯よりも異物が入りにくい。
- 比較的硬い食べ物が噛める。(インプラントより劣る)
- 自費治療の中では比較的安価。
- 磁石による装着のため、医療器具等の近くでは使用できない。
入れ歯やブリッジの治療は、歯科医師にとって基本的な技術に入ります。歯科医師の免許を取るまではもちろん、取った後の研修期間などでも入れ歯やブリッジの治療に携わる機会が必ずあるからです。そのため歯科医師であれば誰でも入れ歯・ブリッジの治療を行えると言っても過言ではないのです。失った歯の治療(欠損)法としてはまだ比較的新しいインプラントの場合は、その診療に深く携わった経験がなければ、自分で治療を行うことは困難です。
事前にインプラントに関する知識を手に入れ、実際に手を動かしながら技術を学ぶ。そうした経験を積むためには、それ相応の時間と労力がかかるため、インプラント治療の予後には歯科医師によって大きな差が生まれてくるのです。
当院のインプラントへのこだわり
カウンセラーが常駐。みなさまのお話をとことん伺います!
患者様との対話=カウンセリングをとても重要視しています。まずは、過去の歯医者で嫌な思いをしたなどの経験や歯を失ってしまったなどをとことんお話しください。
当院では、カウンセラーが常駐しています。 カウンセラーが、高度な知識、技術を求めるインプラントの患者さんに真摯に対応し、患者様の気持ちを第一に考え、親身になって歯科医師などに聞きにくいことなどの質問にも誠意を持ってお答えします。

CTによる検査
インプラント手術するに当たり CTによる診断は、欠かすことのできないものの一つです。
CTにより事前に、神経の位置、血管などを確かめ、手術前の検査でリスクを最小限にすることが重要だと考えています。

インプラントは保険で診療可能なのか?
保険が適用される条件は、その治療を行わないと患者さんの健康が大きく害されてしまう場合です。例えば、虫歯は歯を削って詰め物や被せ物を装着しなければ、最終的に歯を失うことになってしまいます。その際、使用できる材料はレジンや銀歯に限定されるのは、レジンや銀歯でも歯の健康は十分、維持できセラミックを選択しなければならないわけではないからです。
それはインプラント治療も同じです。失った歯の治療法として入れ歯やブリッジには保険が適用されますが、それ以上の審美性・耐久性・機能性をインプラントで追求する必要がないため、従来法のみ保険診療で受けられるようになっています。
インプラントが保険適用される場合も
インプラント治療では、一部の症例で例外的に保険適用される場合があります。それは以下のような症状が見られるケースです。
- 全身の病気や不慮の事故などで顎骨の多くを失った
- 先天性の異常で顎骨の1/3以上の欠損や形成不全が認められる
このどちらかの条件に当てはまる場合は、インプラント治療を保険診療で受けられるかもしれませんので、まずは医科と歯科の両方で診断を受けましょう。2つ目の条件に当てはまる場合は、既に医科での診断を受けている可能性が高いため、歯科との連携もスムーズに進めやすいことかと思います。ただし、これらの条件に当てはまるからといって、どの歯科医院でもインプラント治療を保険で受けられるというわけではありませんので、その点はご注意ください。
インプラントのシミュレーションソフト(SimPlant)を導入
SimPlantは、インターナショナルなデファクトスタンダードとなっている、No.1・インプラント術前シミュレーションソフトです。
治療計画データ から作成できるサージガイド・SurgiGuide(歯科インプラント用ドリルガイド)により、安全・確実なオペの実現までをトータルに支援するソフトです。
CT画像より作成する3D画像により、治療計画を提供できるのはもちろんのこと、インフォームドコンセントにおける皆様の理解度も大幅にアップさせることが可能です。


リアルなインプラント(フィクスチャ・アバットメント)の表示が可能となり、各製品の特性にあった詳細なシミュレーションが行えます。
また、分かりやすい3D画像により、治療計画を総合的にチェックできることはもちろん、みなさまへの説明においても大きな効果を発揮します。最終補綴イメージ(バーチャルティース)を表示できるので、バランス良い治療計画の立案が可能です。
インプラント手術は、ご希望によりインプラント専門医を招いて行います。
インプラントに長年の実績を持つインプラント医が手術します。
ハーツデンタルクリニックがインプラントオペ時に招聘しているインプラント医を紹介します。Dr.松井亨保は、痛みが少ないインプラント治療を信念とし、インプラントともに痛み軽減の為の麻酔にも注力しています。過去、経験した大手美容外科での治療経験を活かしたインプラント、他院では治療不可能と言われた根の治療、歯肉、骨の移植手術等々、あらゆる高度なメニューに対応している専門性高い歯科医師です。
是非、無料インプラント相談を体験してください。
医師名
松井亨保
資格
歯科医師
経歴
日本大学歯学部 口腔外科第一講座
資格・所属学会
- 日本大学 歯学部 口腔外科第一講座
- 大塚美容外科 勤務(インプラント、審美歯科)
- 品川美容外科 勤務(インプラント、審美歯科)
- 口腔外科学会 会員
- 日本インプラント学会 会員
- ストローマン インプラント 認証
- ノーベルバイオケア インプラント 認証
- アロー インプラント 認証
- 点滴医療法研究会員
- 日本胎盤臨床医学会会員
- 日本歯科麻酔学会会員
インプラントを価格で選ばない
同じインプラントなのに、安いインプラントから高額なインプラントまで様々な価格帯があり、どの歯科医院を選べば良いのか基準がわかりませんでした。
しかし、ハーツデンタルクリニックさんのおかげで、インプラントのような大切な治療は、価格で選ぶのではなく、院長先生の方針やスタッフの皆さんのサポート体制がとても重要であることに気づけました。
インプラントを検討されている皆さんの参考になれば幸いです。
当院ではインフォームドコンセントを徹底しており、安心の補償システム・明快なパッケージ料金システムでご提供いたします。
※インプラント治療は保険がききません。
インプラント手術の種類(1回法・2回法)
インプラント手術には、1回法と2回法という2種類の方法があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
【1回法】
1回法は、1回の手術で「人工歯根の埋入」と「アバットメントの装着」を同時に行う方法です。この方法は手術回数が少ないため、患者様への身体的・精神的な負担を軽減できます。また、手術回数が少ないことで感染リスクを低減するメリットもあります。ただし、顎の骨の状態が十分にしっかりしていないと適応できない場合があります。このため、現時点では2回法が主流とされています。
【2回法】
2回法では、「人工歯根の埋入」と「アバットメントの装着」を2回に分けて行います。1回目の手術では人工歯根を顎の骨に埋め込み、傷口を縫合します。この後、人工歯根が顎の骨としっかり結合するまで3~4カ月待機します。この結合プロセスを「オッセオインテグレーション」と呼びます。十分な結合が確認された後、2回目の手術で歯茎を再度切開し、アバットメントを装着します。2回目の手術後は縫合せず、アバットメントが露出した状態で傷口が癒えるのを待ちます。
適した方法は症例によって異なる
1回法と2回法のどちらが適しているかは、精密検査を行った上で判断されます。1回法が必ずしも優れた方法というわけではなく、患者様の顎の骨の状態や治療計画によって選択が異なりますので、ご理解ください。
インプラント オペ前後の注意事項
オペ前に気を付けていただくこと
- 前日に指示されたお薬を確実に服用してください。
- 当日は化粧をせずにご来院ください(女性の患者様)。
- ご来院前に顔の剃毛をお願いします(男性の患者様)。
- 締め付けの少ないリラックスできる服装でお越しください。
- 手術直前の食事は軽めにし、嘔吐反射やトイレの回数を抑えるようにしましょう。
- 手術の1週間前からは飲酒や喫煙を控えてください。
オペ後に気を付けていただくこと
- 手術後は入浴、激しい運動、飲酒、喫煙を控えてください。
- シャワーは翌日から、入浴は1週間後から可能です。
- 激しい運動は2週間控えてください。軽いウォーキング程度なら問題ありません。
- 飲酒や喫煙は1週間控えるようにしましょう。
- 傷口を指や舌、歯ブラシで触らないよう注意してください。再出血や治癒の遅れにつながります。
- 刺激のある食べ物や硬いものは避け、消化しやすい食事を心がけてください。
- 手術後すぐに洗顔やメイクは可能ですが、刺激を与えないようご注意ください。
負担の少ないインプラント治療の流れ
1. 受付
2. カウンセリング
今の歯の状態について、不満や不便を感じていること、これから望むことを、できるだけ詳しくうかがいます。また、現在の健康状態や病歴、アレルギーの有無などについて確認します。
3. 検査

4. 治療方針・治療費の説明
カウンセリングと検査の結果から基本的な治療方針を決めます。ゲストにはできるだけ詳しく説明します。同時に、その治療法を行った場合にかかる費用についても概算をお伝えします。
5. 同意書の作成
治療内容や費用について納得していただけたら、同意書にサインをお願いします。同意書の作成は、ゲストの治療への理解を深めることにつながります。
6. 一次手術
治療内容や費用について納得していただけたら、同意書にサインをお願いします。同意書の作成は、ゲストの治療への理解を深めることにつながります。
麻酔をかける
手術は局所麻酔で行います。全身疾患のあるゲストの場合は、麻酔医がモニタリング(心電図・血圧の管理)によって、より安全に手術をサポートします。
インプラント埋入
顎の骨にインプラント(歯根部)を埋め込みます。手術時間は1本の場合15分程度です。麻酔が効いているので手術中に痛みを感じることはありません。手術後は自宅で静養するのが理想です。
7. 二次手術
埋入したインプラントが、オッセオインテグレーションによって骨とくっついているのを確認し、支台部を立てる二次手術を行います。その後、型を取って人工の歯を装着します。二次手術から人工の歯を装着するまで1カ月かかります。※ケースにより二次手術は行わない場合がございます。
8. 定期検診
歯垢や歯石を取り除き、噛み合わせなどを確認。インプラントに緩みなどが生じていないかチェックします。歯周病になると土台である骨から崩れてくるので、インプラントがもたなくなります。歯周病予防のために、ブラッシング指導も行います。
骨が少なくインプラントができないと言われた方へ
現在のインプラントには様々な方法があります。 充分な骨の厚みや高さがある方は、インプラント体を埋入出来ますが、骨の厚みや高さが不足している方は、骨を増やさなければインプラントの植立が行えません。 骨の厚みや高さが不足している方に、当院では下記のような方法で対応しております。
骨造成GBR
GBR(Guided Bone Regeneration)とは、骨再生誘導と呼ばれるもので骨造成術の一種です。骨の厚みや高さが不足している症例に適応され、歯槽骨の再生をはかります。一定の条件を満たしていれば、前歯や奥歯など、どの部位にも適応することが可能です。
サイナスリフト
サイナスリフトとは、上顎の骨欠損が認められる場合に適応される術式です。上顎洞底挙上術(じょうがくどうていきょじょうじゅつ)の一種で、側面からアプローチするのが大きな特徴となっています。歯茎をメスで切開して骨に穴を開け、そこに骨補填材などを充填します。骨の厚みが8mm未満の場合に適応されることが多い術式です。
ソケットリフト
ソケットリフトも上顎洞底挙上術の一種です。上の顎の骨が足りない場合に適応される骨造成術で、骨の厚みが8mm以上あるケースが対象です。骨の不足が比較的軽度であることから、インプラントを埋め込む方向からアプローチできます。手術によって生じる傷口も小さく、サイナスリフトよりも心身への負担が小さいです。
ソケットプリザベーション
ソケットプリザベーションとは、抜歯後の骨の吸収を抑えるための処置法です。歯を抜いた穴(抜歯窩)に人工骨や骨補填剤を充填して骨の再生をはかります。その名の通りソケット(穴)をプリザベーション(保護)するための処置です。
抜歯後の顎の骨の吸収について
インプラント治療で、ソケットプリザベーションが必要となる理由は、「骨の吸収」が起こるからです。私たちの骨は顎に限らず、使わなくなったら痩せていきます。失った歯の治療で入れ歯を選択すると顎の骨が徐々に痩せていくのはそのためです。
抜歯をした後にすぐインプラント体を埋め込める即時埋入であればソケットプリザベーションは不要となりますが、そうではないケースもたくさんあります。顎の骨が痩せてしまうと人工歯根の定着も悪くなるため、ソケットプリザベーションのような特別な処置が必要となるのです。
インプラントの手術を受けて、今思うこと
インプラントを検討していましたが、なかなか踏み切れませんでした。
インプラントは、歯を失った場合の最終手段の治療だということはわかっていましたが、万能な治療ではないことを知っていたからです。
院長先生のお話では、成功率は100%ではないということでしたし、施術後にしっかりケアをしないと歯を守れないということでした。
しかし、ハーツデンタルクリニックの院長先生やスタッフさんのお蔭で、勇気をもって決断することができました。
ハーツデンタルクリニックでは、過去に、「美味しい物を美味しく食べることができたり、自分の歯のように蘇ることで自信を回復できたり」その後の人生が大きく変化した方が多数いらっしゃいます。
今は、あの時、インプラントに踏み切って良かったと思います。
ハーツデンタルクリニックの皆さん、ありがとうございました。
インプラントで美しい口元を手に入れる
インプラントとは、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、そこに人工の歯を装着することで、天然歯とほぼ同等の状態を回復する治療法のことです。
人工歯根が、顎の骨と一体化するため、入れ歯のように、咬むと痛みが出たり、不安定な状態になることはありません。 またブリッジのように隣の歯を削る必要もありません。
インプラントは、機能的にも見た目にも、自然で美しい口元を手に入れることができる治療法なのです。
インプラントが怖い方への対応「静脈内鎮静」について
インプラント治療には必ず「外科手術」を伴います。これは従来法の入れ歯やブリッジにはない治療プロセスであることから、不安に感じている方も多いようです。外科手術といっても大きな病院で行うような大掛かりなものではないのですが、それでも痛みへの恐怖心からなかなか一歩踏み出せないという方もいらっしゃることでしょう。そうしたインプラント手術が怖い方には静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)で対応することができます。
静脈内鎮静麻酔
インプラント手術に対して強い不安感や恐怖心がある方には、静脈内鎮静法をご案内できます。
静脈内鎮静法とは
静脈内鎮静法とは、気持ちをリラックスさせる鎮静剤を静脈から投与する麻酔処置です。鎮静剤の効果が現れると、半分眠ったような状態になります。インプラント手術に対する不安感や恐怖心が取り除かれるだけでなく、その時の記憶もなくなる健忘効果まで期待できます。静脈内鎮静下でインプラント手術を受けた患者様の多くは「気付いたら手術が終わっていた」という感想を持たれます。
手術中は物理的な痛み以外にも、骨を削る音や振動、薬品の臭いなどが精神を不安定にさせることから、強いストレスを感じる人も少なくありません。そんなケースに静脈内鎮静法は有効です。
静脈内鎮静法の流れ
静脈内鎮静法は、次の流れで進行します。
STEP1 体調のチェック
ご来院いただきましたら、まずは体調をチェックします。インフルエンザなどの全身疾患にかかっている場合は、手術が難しくなる場合もあります。問題がなければ投与する鎮静剤の量などを決定し、具体的な処置へと移行します。
STEP2 生体情報モニターの準備
手術中は、血圧や脈拍、血中酸素濃度などを生体情報モニターで監視します。患者様の体には、パルスオキシメーターを始めとしたいくつかの機器が装着されます。
STEP3 静脈路の確保・薬剤の投与
腕の静脈に、点滴を設置します。そこから鎮静剤を投与します。鎮静剤の効果が現れるまでには数分から十数分かかります。
STEP4 手術開始
半分眠っているような状態でインプラント手術が始まります。手術中はスタッフからの声掛けに応じることが可能ですが、不安や恐怖を感じることはありません。
STEP5 手術および点滴の終了
インプラント手術が終わったら、点滴も終了します。鎮静剤の投与を止めてから数分で意識がはっきりしてきます。
STEP6 休憩後に帰宅
静脈内鎮静法では、普段の意識レベルに戻るまでには20~30分程度を要します。それまでは院内で休憩していただきます。体調に問題がなければそのまま帰宅していただくことが可能です。
笑気麻酔や全身麻酔との違い
インプラント手術の不安感や恐怖心を緩和する方法としては、静脈内鎮静法以外にも笑気麻酔(しょうきますい)や全身麻酔などがあります。
【笑気麻酔】
笑気麻酔は、亜酸化窒素と医療用酸素からなる「笑気ガス」を鼻から吸引することで鎮静効果を得る方法です。施術後は軽く酔ったような状態となるため、インプラント手術への不安や恐怖を緩和できます。処置が簡便で、日常的な診療にも広く活用されている鎮静法といえます。静脈内鎮静法と比較すると、鎮静効果が弱く、手術時の記憶がなくなる健忘効果も期待できないという違いが見られます。
【全身麻酔】
全身麻酔は、文字通り全身に麻酔をかける方法で、心臓の働きが弱くなり、呼吸が完全に止まる場合もあります。意識は完全になくなります。そのため全身麻酔下でインプラント手術を行えば、不安感や恐怖心もゼロにすることが可能です。ただし、全身への負担が大きいことから、気軽に選択できる麻酔法とは言い難いです。全身麻酔を行う場合は、手術前後の入院も必須となります。
静脈内鎮静法のメリット
静脈内鎮静法には、次に挙げるようなメリットがあります。
メリット1:手術への不安感や恐怖心が緩和される
静脈内鎮静法では、意識が半分ないような状態でインプラント手術を受けられるため、術前に感じていた不安や恐怖は嘘のように軽くなります。
メリット2:手術の時の嫌な記憶が残りにくい
静脈内鎮静法で用いられるミダゾラムなどのベンゾジアゼピン系薬物には、記憶を残りにくくさせる健忘効果が期待できます。手術の時だけ記憶が残らないため、手術後もストレスなく過ごせます。
メリット3:リラックスできるので余計なトラブルが起こりにくい
インプラント手術時に強い緊張や不安があると、予期せぬ時に身体を動かしてしまうことがあります。その結果、歯科医師の手元が狂って手術に悪影響を及ぼす可能性もゼロではありません。静脈内鎮静法でリラックスできれば、そうした余計なトラブルを未然に防ぐことが可能となります。
メリット4:全身状態が悪くなっても迅速に対応できる
静脈内鎮静法下では、生体情報モニターで全身状態をしっかりとモニタリングしています。呼吸や脈拍、血圧などに異常が生じたとしても、薬剤の投与量などを調節することで迅速に対応できます。
メリット5:嘔吐反射を防ぐことができる
嘔吐反射が起こりやすい人にも静脈内鎮静法はおすすめです。意識が半分ない状態では、嘔吐反射も起こりにくくなります。
静脈内鎮静法のデメリット
静脈内鎮静法には、次に挙げるようなデメリットがあります。
デメリット1:副作用のリスクがある
静脈内鎮静法は、安全性の高い麻酔処置ですが、ごく稀に血圧や呼吸を乱してしまうことがあります。そうした静脈内鎮静法の副作用は、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
デメリット2:費用が多くかかる
インプラント手術における静脈内鎮静法は、原則として保険適用されません。歯科麻酔を専門とするドクターが必須であったり、専用の機材・薬剤を使用したりすることから、数万円の費用がかかるのが一般的です。
デメリット3:治療時間が長くなる
インプラント治療に静脈内鎮静法を併用する場合は、手術前後でそれぞれ30分程度の時間が加算されます。
デメリット4:手術当日の行動に制限がかかる
手術当日は、5~6時間前から食事を断っていただきます。水分は3時間前まで摂ることが可能です。手術後はしばらく認知機能が安定しない状態が続くため、自転車や自動車を運転することもできません。帰宅する際には公共交通機関やタクシーを利用したり、付き添いの方に送ってもらったりすることが必要となります。
デメリット5:健康上の理由で受けられない場合がある
静脈内鎮静法は、次に挙げる条件に当てはまる場合は受けられないこともあります。
- 妊娠している
- 気道確保が難しい障害や病気がある
- 使用する鎮静剤にアレルギーがある
- 特定の向精神薬を日常的に服用している
- 心臓や肝臓、腎臓などに重篤な疾患を抱えている
インプラントのデメリット
デメリット1:インプラントは保険が適用されないため費用が高い
インプラント治療には保険が適用されないため、その他の治療法よりも費用が高くなるというデメリットを伴います。失った歯の治療で経済面を重視する人にとっては、この点がインプラントの最大のデメリットとなることでしょう。
デメリット2:外科手術を受ける必要がある
インプラント治療では、すべてのケースで外科手術を受ける必要があります。骨が不足しているケースなどでは、手術の回数が増える可能性もあります。外科手術に対する不安が強い人や全身状態が良くない人にとっては、この点がインプラント治療の大きなデメリットとなり得ます。
デメリット3:治療期間が長い
失った歯をインプラントで治療する場合は、半年前後の期間を要するのが一般的です。顎の骨の状態が悪い場合は、治療期間がさらに長くなることもあります。そのため失った歯をできるだけ早く回復させたいという方には、比較的短い期間で治療が終わるブリッジや入れ歯がおすすめといえます。
インプラント治療が難しい方
以下の条件に該当する場合、インプラント治療を受けることが難しいケースがあります。
- 骨密度が低下している(例:骨粗しょう症や加齢による骨の劣化)
- 重度の糖尿病や心血管疾患、高血圧がある
- 腎機能障害が進行し、人工透析を受けている
- 歯周病が重度である
- 喫煙習慣がある(特にヘビースモーカーの場合)
ただし、これらの条件は治療や生活習慣の改善によって克服できる場合があります。詳細については歯科医師にご相談ください。
インプラントは医療費控除の対象になる?
インプラント治療費は保険適用外ですが、医療費控除の対象となります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合、所得税や住民税が軽減される制度です。当院でインプラント治療を受けられた患者様も、この控除を利用されるケースが多くあります。申告手続きや必要書類については、スタッフが丁寧にご説明いたしますので、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
八千代・船橋・勝田台周辺でインプラントならハーツデンタルクリニックへ
インプラント治療には、費用がかかるとともに、外科手術が必須で治療期間も長い治療ですが、それを補って余りあるほどのメリットも得られる治療法でもあります。そんなインプラント治療を谷塚駅周辺で検討されている方はいつでもお気軽にハーツデンタルクリニックまでご相談ください。インプラント手術は、院長をはじめインプラントに精通した歯科医師が行いますのでご安心ください。
そんなインプラント治療の費用やデメリットについてもっと知りたいことあれば、遠慮なくお尋ねください。まずはハーツデンタルクリニック八千代中央駅前に常駐しているカウンセラーが対応させていただきます。当院は、東葉高速鉄道八千代中央駅前から徒歩1分、土曜日、祝日も診療しおり、専門の歯科医師によるインプラント治療の実績豊富な歯科医院です。