親知らず

親知らずが歯並びにもたらす影響とは?その他のリスクも解説

医療法人社団ハーツデンタルクリニック 院長(歯科医師、歯学博士)監修
監修者 歯科医師 永橋克史
ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前
監修者 歯学博士 高田耕司
日本歯科麻酔学会認定医、歯学博士。麻酔での無痛治療を得意としている。
ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前
監修者 歯学博士 加瀬武士
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前の院長。日本大学歯学部歯学科卒業。補綴学を専門分野としている。
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前

 

親知らずが歯並びにもたらす影響とは?その他のリスクも解説

 

基本的に歯は、真っすぐに生えて上下で噛み合っています。それが、傾いていたり、飛び出していたりすると、歯列不正と呼ばれるものになります。出っ歯や受け口、それから八重歯などが歯列不正の代表例です。

 

一方、親知らずと呼ばれる歯は、きれいに真っすぐ生えていることのほうが珍しい歯ですので、上下の歯できちんと噛み合わない場合も多々あります。

 

今回は、そのような親知らずが歯並びに与える影響や、親知らずによって生じるその他のリスクなどについても詳しく解説します。

 

親知らずが歯並びに与える影響

 

親知らずが歯並びに与える影響

 

親知らずは真っすぐ生えているもの、歯茎の中に埋まっているもの、横向きに生えているものなどさまざまです。ここでは、親知らずの生え方を3パターンに分けて、それぞれが歯並びに与える影響を解説していきます。

 

真っすぐ生えている親知らずの影響

 

真っすぐ生えている親知らずは、歯並びへの影響は比較的少ないといえます。親知らずは、上下で4本まで生えますが、上下の歯がどちらも真っすぐ生えて噛み合っていたならば、歯並びへの影響はさらに小さくなります。それどころか、噛み合わせにきちんと参加しているので、歯並びへの良い影響が期待できることもあります。

 

ただ、真っすぐ生えている親知らずでも、顎のサイズが小さければ、歯並びへ悪い影響を与える場合があります。というのも、私たち日本人の顎は、欧米人と比べて小さいため、親知らずも含めた32本の歯をすべてきれいに並べることが難しい傾向にあるのです。

 

したがって、親知らずが真っすぐ生えていたとしても、歯が並ぶスペースが不足してしまい、隣の歯を圧迫する場合もあります。圧迫された歯は、さらに隣の歯を圧迫したり、歯そのものがダメージを受けたりすることもありますので、歯並び全体への悪影響も考えられます。

 

歯茎の中に埋まっている親知らずの影響

 

親知らずには、歯茎の中に埋没したまま、生えてこないものもあります。多くの場合、歯科治療でエックス線撮影をした際に発見されますが、肉眼では確認できません。そうなると、親知らずが歯並びに悪影響をもたらすようには思えませんが、実はそう簡単な話ではありません。

 

親知らずが歯茎の中に埋没している状態をエックス線画像で見るとわかりますが、ケースによっては隣の歯の歯根を圧迫している場合があります。歯は、圧迫されると「骨吸収」といって溶けてしまい、歯根吸収と呼ばれる現象が生じることもあります。そうした病態が継続すると、歯の根っこの部分がなくなって歯が脆くなり、最終的には抜け落ちてしまうこともあるのです。歯が1本なくなると、歯列全体のバランスも崩れるため、埋没した親知らずは歯並びに悪影響を与える可能性があるといえます。

 

親知らずが埋没しているかどうか不安な方は、東葉高速鉄道八千代中央駅から徒歩1分のハーツデンタルクリニック八千代中央駅前にご相談ください。医師がエックス線写真を見ながら、丁寧に説明いたします。

 

横向きに生えている親知らずの影響

 

横向きに生えている親知らずは、歯茎の中に埋まっているケースと同様、歯並びへ悪い影響を与える場合があります。

 

横向きに生えている親知らずは、歯列の中に無理に収まっている状態であるため、隣の歯を圧迫している可能性が高いからです。もちろん、横向きに生えている親知らずのすべてが歯並びに悪影響を与えるわけではありません。あくまで、ケースバイケースといえます。

 

親知らずが歯並び以外に与える影響について

 

親知らずが歯並び以外に与える影響について

 

前述したように、親知らずは埋没していたり、横向きに生えていたりすることで、歯並びに悪影響を与える場合があります。実は親知らずは、それ以外にも口腔内に影響を及ぼすことがあるのです。

 

噛み合わせが悪くなる

 

親知らずは上下左右で最大4本生える可能性のある歯ですが、すべてが生えるとは限らず、場合によっては一部の親知らずのみが生える場合もあります。そうしたケースでは、噛み合わせが悪くなり、食べ物を噛みにくくなることにもつながります。

 

虫歯や歯周病のリスクが上昇

 

親知らずは、口の奥のブラッシングがしにくい位置に生えてきます。親知らずのブラッシングが不十分となると、虫歯や歯周病にかかるリスクも上昇します。

 

歯茎の炎症

 

親知らずはもともと歯磨きしにくい場所にあるため、プラークなどの汚れがたまりやすくなります。蓄積したプラークはやがて歯石となり、歯茎に炎症を引き起こすようになります。それが、智歯周囲炎(ちししゅういえん)です。

 

智歯周囲炎は親知らずが原因で、歯茎に炎症が生じる病気です。また、正常ではない生え方をしている親知らずは、ふとしたことでその周囲に細菌感染が起こり、智歯周囲炎になる場合もあります。

 

口内炎

 

親知らずの生え方が正常でないと、親知らずによって頬の粘膜が刺激され、口内炎になる場合があります。

 

口臭

 

親知らずが横向きや斜めの向きで生えている場合、親知らずと1つ手前にある歯との間の食べカスを、歯ブラシで取り出すのが困難になります。食べ物が詰まったままになると、やがて腐敗して悪臭を放つようになり、口臭へとつながります

 

骨吸収によって歯の根っこが溶ける

 

歯の根っこは、歯自体の急激な移動や、一定方向へ加えられる圧力によって浸食されるように溶かされる場合があります。

 

前述したとおり、埋まっている親知らずでも、手前の歯の根っこを押しているようであれば、押されている歯の根っこは、だんだん溶けるようになくなってしまいます。押している親知らずは健康でも、押されている歯の根っこが少しずつ溶けてしまうため、手前の歯が抜け落ちてしまうこともあります。

 

親知らずの周囲に嚢胞ができる

 

埋まっている親知らずの周囲に嚢胞(袋状のできものの)ができるケースがあります。痛みなどの自覚がない場合が多いため、気づかないうちに近くの歯や歯茎から細菌が感染して、痛んだり、腫れたりすることがあります。

 

まとめ

 

埋没している親知らずや横向きに生えている親知らずは、歯並び全体に悪影響を及ぼすことがあるため、抜歯という処置を選択する場合も珍しくありません。今、とくに影響が出ていなくても、将来的なリスクが考えられる場合は、親知らずを予防的に抜歯することもありますので、気になる方は、まず、歯科医院で自分の親知らずの状態を診てもらいましょう。

 

親知らずでお悩みの方は、東葉高速鉄道八千代中央駅から徒歩1分のハーツデンタルクリニック八千代中央駅前にご相談ください。医師が親知らずの状況を診察し、丁寧なカウンセリングのもとに治療方法を決めてまいります。

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