顎関節症

顎関節症の手術は日帰り帰宅可能?入院が必要?

医療法人社団ハーツデンタルクリニック 院長(歯科医師、歯学博士)監修
監修者 歯科医師 永橋克史
ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前
監修者 歯学博士 高田耕司
日本歯科麻酔学会認定医、歯学博士。麻酔での無痛治療を得意としている。
ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前
監修者 歯学博士 加瀬武士
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前の院長。日本大学歯学部歯学科卒業。補綴学を専門分野としている。
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前

 

顎関節症の手術は日帰り帰宅可能?入院が必要?

 

顎関節症の治療では、基本的にスプリント療法やマッサージ、それから訓練療法といった保存的な方法がとられます。ですから、顎関節症が発症していることがわかってからすぐに外科手術をすることはまずありません。

数ヵ月間の保存療法を行っても症状が改善されない場合は、外科手術が検討されます。ここでは、顎関節症の外科手術に関して、適応症や入院の必要性、手術に至るまで悪化させない方法などについて詳しく解説します。

 

顎関節症で手術が適応される症例

 

顎関節症で手術が適応される症例

 

顎関節症では、単に顎の痛みを感じていたり、顎関節のクリック音が鳴ったりしている程度では外科手術は適応されません。そうした症状は保存的治療で対応できるからです。

顎関節症で手術が適応されるのは、口が開かない状態が慢性化したり、保存的治療を行ったにもかかわらず、顎の痛みや異常音などが改善されなかったりする場合です。こうしたケースでは、顎関節の骨が変形している可能性が高いです。

また、顎関節の存在している関節円板が完全に脱臼していたり、摩耗していたりすることが考えられ、外科処置でしか対応できなくなっている状態といえます。ですから、顎関節症で手術が適応されるケースというのは、かなり病気が進行した状態とお考えください。

 

顎関節症の手術では入院が必要になる

顎関節症の手術を受ける場合、一般的には入院が必要となります。なぜなら顎関節症の手術では、顎周囲の組織をメスで切開して関節の骨を削るなど、かなり大掛かりな処置を行うこととなります。

ですから、顎関節症の手術は全身麻酔下で行われることがほとんどで、手術時間もそれなりにかかります。そういったことから、顎関節症の手術を日帰りで受けるのは稀なケースといえるでしょう。

どうしても日帰りを希望される方は、まず担当する医師に相談してみましょう。顎関節症の病状によっては、日帰りで手術を受けられることもあります。

 

顎関節症の手術の入院日数

顎関節症の手術が終わると、数日間は入院することとなります。これは上述したような手術内容に加え、手術後もリハビリテーションなどを行う必要があるからです。また、感染予防のために薬物療法も行われますので、数日間は病院で安静にしているのがベストといえます。

 

顎関節症を手術にまで悪化させないために

 

顎関節症を手術にまで悪化させないために

 

顎関節症の手術は、身体的負担が大きいだけでなく、精神的経済的負担も大きくなりますので、できれば手術を受けなければならない段階まで悪化させないようにしましょう。そのために患者さん自身ができることはいくつもあります。

 

顎関節症の原因を突き止め自覚する

顎関節症の原因は、患者さんそれぞれで異なりますので、まずは歯科医院などで診てもらい、病態を確認しましょう。主な原因がわかれば対策をとることも可能となります。

 

症状を悪化させている習癖を改善する

歯ぎしりや食いしばり、それから頬杖をつく習慣などは、患者さん自身が意識的に改善することで、顎関節症の症状も減少させることができます。夜間、無意識に行っている歯ぎしりなどはスプリント療法によって対応します。

 

医師に指示された通りに行動する

顎関節症の保存的治療は、患者さん自身が実践する部分が大きいです。スプリント療法は、夜間に患者さんが装着しなければ治療は進みません。顎関節の運動療法なども実践するかは患者さんの意志にかかっています。そうした医師の指示通りに行動してはじめて、顎関節症の症状は改善していくのです。

 

まとめ

このように、顎関節症では保存療法が効果を示さなかった場合に外科手術が実施されます。外科手術になると、数日間の入院が必要になってきますし、身体的精神的負担も増加します。

それだけに、外科手術が適応されるほど病態を悪化させたくはないものです。そのためには、まず顎関節症の原因を自覚し、それらをひとつひとつ取り除いていく努力をしていきましょう。

また、医師が指示した処置に関しても、毎日きちんと実践していくことが何より重要です。それを数か月間続けていくことで、顎関節症の症状は改善していきます。

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