これから親知らずの抜歯をする方は、いろいろと不安なことが多いかと思います。親知らずを抜く際には、どのくらいの費用がかかったり、どのくらいの痛みを伴ったりするのかなど、知りたいことは山ほどあるかと思います。
その中でも、親知らずの抜歯にかかる時間や歯の抜き方に関しては、事前に知っておきたいのではないでしょうか。ここではその2点について詳しく解説します。
親知らずの抜歯にかかる時間
親知らずの抜歯にかかる時間というのは、親知らずが生えている状態によって大きく変わってきます。ここでは、正常な歯と同じように真っすぐ生えているケース、斜めや真横に生えているケース、それから歯茎の中に埋まっているケースに分けて解説します。
真っすぐ生えている親知らずの抜歯
親知らずが真っすぐ正常に生えているケースでは、抜歯に1時間もかかることはほとんどありません。歯の根っこの部分も含め、綺麗に真っすぐ歯茎から生えている親知らずであれば、抜歯をするのにそれほど長い時間はかからないことが多いです。
具体的には親知らずの抜歯に1時間もかかるのは稀で、早ければ数分で終わることもあります。抜歯にかかる時間が短いだけ、処置に伴う苦痛もすくないといえます。
斜めや横に生えている親知らずの抜歯
親知らずが斜めや横に生えているケースでは、親知らずの抜歯に1時間や1時間半かかることがあります。斜めに生えていたり横に生えていたりする親知らずというのは、すんなり抜歯できないことが多々ありますので、まっすぐ生えているケースのように数分で処置が終わるのは珍しいといえるでしょう。
もちろんこうしたケースでも患者さんによって抜歯にかかる時間は異なるのですが、30分から1時間程度かかってもおかしくはありません。親知らずの生えている位置が悪ければ1時間半かかることもあります。
歯茎の中に埋まっている親知らずの抜歯
歯茎の中に埋まっている親知らずは、通常の親知らずの抜歯より時間がかかるケースが多いです。なぜなら、親知らずが歯茎の中に存在しているため、歯茎をメスで切開するという手順を必ず踏まなければならないからです。また、埋まっている親知らずの状態によっては、顎の骨を少し削ることもあります。そして抜歯をした後は、縫合糸によって傷口を塞ぐ必要も出てきます。ですので、難症例の場合は1時間から1時間半かかることもあり、稀なケースとして2時間かかることもあります。
ただ、歯茎の中に埋まった親知らずでも、簡単に抜けるケースもありますので、場合によっては30分程度で終わります。
親知らずの抜き方
基本は鉗子とヘーベルで引き抜く
親知らずは、基本的に鉗子とヘーベルという2つの道具を用いて抜歯します。鉗子はペンチ、ヘーベルはマイナスドライバーのような形をしています。歯科医師はこの2つの道具を上手く使って、親知らずを引き抜きます。
埋入ケースでは歯茎をメスで切開する
親知らずが歯茎に半分埋まっていたり、全部埋まっていたりするケースでは、歯茎をメスで切開します。切開する際には、大事な神経や血管を傷つけないよう細心の注意を払いますので安心しましょう。出血や痛みも最小限に抑えるような切開を行います。
親知らずをいくつかに分割して引き抜く
歯冠や歯根が複雑な形をしている親知らずは、鉗子ですんなり引き抜くことができません。ですので、歯を削るバーで邪魔な部分を切断して、親知らずをいくつかに分割することがあります。この方法だと、ひとつひとつの欠片が小さくなっているので、鉗子やピンセットで容易に引き抜けるようになるのです。
まとめ
このように、親知らずの抜歯にかかる時間は、早ければ数分から30分、難症例だと1時間から2時間かかることもああるため、ケースバイケースといえます。親知らずを抜く方法も、親知らずが生えている状態に応じて変えていきます。ですから、これから親知らずの抜歯をする人は、まず自分の親知らずがどのような状態で生えているかを知ることが大切です。

ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前


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