口臭

口臭と疲労や貧血、ダイエットの関係は?口臭の原因と対策を徹底解説

 

口臭と疲労や貧血、ダイエットの関係は?口臭の原因と対策を徹底解説

皆さんは疲れたときや貧血のときに、自分の口臭を強く感じたことはありませんか?
実は、疲労や貧血、ダイエットと口臭は、関係性があります。

今回は、疲労や貧血、ダイエットが、口臭の原因になる理由や、口臭の対策についても詳しく解説します。

 

疲労によって口臭が生じる?

 

疲労によって口臭が生じる?

 

実は、疲労が蓄積すると、私たちの体にはさまざまな変化が生じて口臭の原因を生み出します。

 

免疫力の低下

 

皆さんも仕事などで疲れがたまると、風邪をひきやすくなった経験があるかと思います。
これは、疲労によって、体の免疫力が低下することが関係しています。健康な状態であれば、感染するはずのない弱い細菌やウイルスにも、いとも簡単に感染してしまう場合があるのです。

 

それは、口腔内も同様です。口腔内は、常に外気や食物が通過していますので、いろいろな細菌やウイルスに感染するリスクがあります。疲労で免疫力が低下すると、普段は感染することのない細菌が口腔内に住み着いて増殖し、口臭の原因となる場合があります。

 

ストレスによる唾液分泌の低下

 

疲労とストレスとは、切り離すことができないもので、疲労がたまればたまるほど、ストレスも心身に蓄積していきます。
そしてストレスは、全身のさまざまな機能を低下させることがあるため、ため込むことは非常に危険です。
口腔内においては、唾液の分泌を低下させるケースがあります。

 

皆さんも極度に緊張したり、強いストレスを感じたりしているときに、口の中がカラカラになった経験があるでしょう。
それも、疲労やストレスによる唾液分泌の低下と同じ現象です。

 

そして、唾液の分泌が低下すると、口腔内の細菌が増殖しやすくなり、結果として口臭の原因となります。

 

貧血によって口臭が生じる?

 

貧血は、場合によっては、口臭の原因になることがあります。
一見すると、貧血と口臭とは、関連性がないように思われますが、実はそうではありません。

 

鉄分不足で乳酸が発生する

 

貧血になると、全身にさまざまな変化が生じます。それは、血液中の鉄分が不足しているからです。
私たちの体においては、血中に一定量の鉄分が存在することで、全身の機能を正常に働かすことが可能になります。

 

そのもっとも大きな機能は呼吸です。
血中に適正な量の鉄分が存在することで、酸素を全身へと運ぶことが可能となるのです。

 

貧血で鉄分不足になると、全身への酸素供給量が減少し、乳酸が発生します。
乳酸がつくられると、その過程でアンモニアも生成されるため、口臭の原因となってくるのです。

 

たとえば、全身でつくられたアンモニアが肺を通して体外へ排出される際に、口臭を生じさせる場合があるのです。

 

貧血でドライマウスになる

 

貧血になると口が乾きやすくなります。女性は、生理などとの関係から貧血になる傾向が男性よりも高いです。
したがって貧血は、女性に多く現れる症状で、女性の方は貧血によるドライマウスを実感したことがあるかもしれません。

 

ドライマウスになると、口腔内の細菌が増殖しやすくなりますので、自ずと口臭も強くなってきます。

 

貧血で自律神経が乱れる

貧血は、全身の機能に悪影響を及ぼします。その中でも重要なのが自律神経の乱れです。

 

自律神経は、ホルモンのバランスなどを調節している重要な神経で、それが乱れると全身にさまざまな異常がもたらされます。
えたとば、貧血によって自律神経が乱れると、女性ホルモンの分泌に異常が生じ、その結果、口臭の原因となるケースもあります。

 

自律神経の乱れは、ストレスを生じさせる原因ともなりますから、口臭との関連が強いと言えます。

 

ダイエットで口臭が発生するのはなぜ?

 

ダイエットで口臭が発生するのはなぜ?

 

無理なダイエットや断食が口臭の原因となる場合もあります。
ここでは、そのメカニズムについて解説します。

 

食事を摂らないと唾液分泌が減少する

 

断食や無理な食事制限をすると、唾液の分泌が減少していきます。
断食や食事制限中は、ものを噛む機会が減るため、唾液の分泌が減少していくのです。

 

そして、唾液分泌が減少すると口腔内が乾燥し、これが口臭の原因となります。
たとえば、ドライマウスの人は、口臭が強くなる傾向にあります。
口腔内が乾燥することで細菌の繁殖が促されると、食べかすやプラークなどの発酵が進み口臭の原因となります。

 

基礎代謝が下がるとアンモニア臭が生じる

 

ダイエットで口臭が発生するメカニズムには、基礎代謝の低下も関係しています。通常の食事では、糖質を含め、基礎代謝を維持していくために必要な栄養素を十分に摂取できていますが、ダイエットや断食をすると明らかに栄養不足となります。

 

栄養が足りなくなると、体は基礎代謝を下げることで対応しようとします。
そして、基礎代謝が下がると、体の機能も相対的に低下して乳酸がたまりやすい状態になります。
そこで生じるのが、アンモニアです。

 

アンモニアは、乳酸から生じる一種の老廃物で文字通りアンモニア臭がします。
アンモニア臭が呼吸によって口から排出されることで、口臭の原因になるのです。

 

極度のダイエットでケトン臭が生じる

 

ダイエットも断食に近くなってくると、栄養状態はさらに悪化します。
よりいっそう、体は栄養やエネルギーを必要としますので、今現在、体内に存在している脂肪を燃やすようになります。
これ自体はダイエットにとって、とても良い流れなのですが、口臭の観点からはあまり良くはありません。

 

なぜなら、エネルギーの生産を脂肪の燃焼ばかりに頼ると、その過程でケトン体と呼ばれる物質が多量に発生します。
ケトン体は甘酸っぱい臭いをしており、ダイエット臭としても有名です。
このケトン臭が呼吸によって排出されることで、口臭が発生するのです。

 

口臭の改善・口臭対策には歯科治療が効果的

 

口臭がきつい場合、その原因のほとんどは、口腔内にあります。
起床時や食後などは誰でも口臭が強くなるものですが、それ以外でも口臭が気になり、思い当たる原因がない場合には、一度、東葉高速鉄道八千代中央駅から徒歩1分のハーツデンタルクリニック八千代中央駅前にご相談ください。

 

口臭対策として自分でできること

 

丁寧なブラッシング・歯間の掃除

 

歯科医院で指導を受けた上で、丁寧なブラッシングに努めてください。

 

デンタルフロスや歯間ブラシを使っていないという方は、どちらかをブラッシングと併用しましょう。
歯間が狭い方にはデンタルフロス、歯間が広い方には歯間ブラシがおすすめです。

 

洗口剤の使用

 

洗口剤とは、デンタルリンス、マウスウォッシュなどのことを指します。

睡眠中は細菌が繁殖しやすいため、就寝前や起床後の使用が特におすすめです。

 

舌掃除

 

「舌ブラシ」は舌の表面を傷つけ逆に口臭の原因になることがありますので、使い方に注意が必要です。

 

表面のヌメリを優しく2~3回こすり落とします。
過度にこすりすぎると、舌が傷つくことがあります。
舌苔は、健康なお口にも存在するものですから、強い力で落とそうとしてはいけません。

 

まとめ

 

疲労や貧血は、口臭と深い関連があります。
どちらも口臭を発生するだけではなく、全身の機能にも大きな悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

したがって、口臭予防だけでなく、全身の健康維持という観点からも、疲労や貧血は、一刻も早く改善すべきものであると言えます。とりわけ口臭が気になっている方は、今日から疲労やストレスをためない生活を心がけてみましょう。

口臭に関してお悩みの方は、東葉高速鉄道八千代中央駅から徒歩1分のハーツデンタルクリニック八千代中央駅前までご相談ください。
丁寧なカウンセリングのもので、適切なアドバイスをいたします。

ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前には、ゆりのき台、萱田、池ノ台、大和田新田、大和田、向山などのエリアから多くの患者さんが来院されています。

医療法人社団ハーツデンタルクリニック 院長(歯科医師、歯学博士)監修
永橋克史
監修者 歯科医師 永橋克史
ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前
高田耕司
監修者 歯学博士 高田耕司
日本歯科麻酔学会認定医、歯学博士。麻酔での無痛治療を得意としている。
ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前
加瀬武士
監修者 歯学博士 加瀬武士
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前の院長。日本大学歯学部歯学科卒業。補綴学を専門分野としている。
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前


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