「インプラントは抜けないと思っていたのに…」「もし抜けたらどうなるの?」
インプラント治療を検討している方や、すでに治療を受けた方の中には、このような不安を感じている方も少なくありません。
結論から言うと、インプラントは適切に管理されていれば長期間安定して使える治療法ですが、条件によっては「抜ける」ことが起こる可能性もあります。
ただし、その多くは事前の兆候があり、早めに対処すれば防げるケースがほとんどです。
この記事では、「インプラント 抜ける」をテーマに、インプラントが抜ける原因、よくある前兆、抜けた場合の対処法、そして抜けないための予防ポイントまでを
歯科医院の視点で詳しく解説します。
インプラントが抜けることは本当にある?

インプラントは顎の骨と直接結合するため、天然歯よりも安定性が高い治療法です。
しかし、以下のような条件が重なると、インプラントがグラついたり、最終的に抜けてしまうことがあります。
・インプラント周囲の骨が失われた場合
・強い力がかかり続けた場合
・適切なメンテナンスが行われていない場合
つまり、「インプラントだから絶対に抜けない」というわけではありません。
インプラントが抜ける主な原因
① インプラント周囲炎
インプラントが抜ける最大の原因は「インプラント周囲炎」です。
これは歯周病に似た病気で、インプラントの周囲に炎症が起こり、支えている骨が溶けてしまいます。
② メンテナンス不足
定期的な歯科検診を受けず、汚れが蓄積すると、周囲炎のリスクが高まります。
③ 噛み合わせ・過度な力
歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせのズレによって、インプラントに過剰な力がかかると、
部品の破損や脱落につながることがあります。
④ 喫煙や全身疾患
喫煙は血流を悪化させ、骨との結合を弱める要因です。
また、糖尿病などの全身疾患もリスクを高めます。
⑤ 治療計画や手術条件の問題
骨量不足のまま無理に埋入した場合など、初期条件によってトラブルが起こることもあります。
インプラントが抜ける前に見られる前兆

インプラントが突然抜けるケースは少なく、以下のような前兆が見られることが多いです。
・歯ぐきの腫れや出血
・インプラント周囲の違和感や痛み
・グラつき感
・噛むと違和感がある
これらを放置せず、早めに受診することが重要です。
インプラントが抜けたらどうなる?
万が一インプラントが抜けてしまった場合でも、すぐに絶望する必要はありません。
状態によっては、以下のような対応が可能です。
・再度インプラント治療を行う
・骨造成を行ってから再治療
・ブリッジや入れ歯への切り替え
重要なのは、抜けた原因を正確に特定することです。
インプラントが抜けないためにできること
① 毎日のセルフケアを徹底する
天然歯と同じく、丁寧な歯磨きが欠かせません。
② 定期的な歯科医院でのメンテナンス
3~6か月ごとのメンテナンスで、早期トラブル発見が可能です。
③ 噛み合わせ管理・ナイトガード
歯ぎしりがある方は、マウスピースの使用が有効です。
④ 禁煙・生活習慣の見直し
喫煙はインプラントの寿命を大きく縮めます。
まとめ|インプラントが抜けるリスクは予防できる
インプラントが抜ける原因の多くは、インプラント周囲炎やメンテナンス不足です。
しかし、定期的な管理と早めの対処によって、そのリスクは大きく減らすことができます。
「違和感がある」「少し不安を感じる」
その段階で歯科医院に相談することが、インプラントを長く快適に使うための最大のポイントです。


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